雪崩講習会@栂池

今回の報告は山岳部2回生のジャガがお送りします。

2月14日、それは出発の日。余裕をもって家を出たはずが、撤去された自転車を回収しに寄り道をしたら30分ほど集合に遅れてしまった。

急いでビーコン、スコップ、プローブ、スキー板等々かきあつめ、車に乗り込む。19時出発である。前日降り続いた雨は寒冷前線とともに、すでに東に去ってしまっていた。

場面は車の中に移る。

なんと、一回生二人がMHXを持ち込んでいるではないか!きっと、二人は「山岳ユーザーのための雪崩リスク軽減の手引き」を読み終えたのだろう。私はChapter3までしか読んでいなかったから、正直うらやましかった。私が隣で雪崩関連の資料を読んでいる間に、隣でクック先生やゲリョス、フクロウみたいな奴を、二人そろってハンマーでハントしようとしているのである!

目的地のふるさと交流館に着いた。その時は、雨は降っていなかった。が、積雪は全くなかった。雨に解かされてしまったのだろう。

朝を迎える。外は吹雪で非常に寒かった。昨日の夜は雪の気配さえなかったのに、今となっては当たり一面、真っ白である。本当に寒かった。

さっそく、OBとともに「山岳ユーザーのための雪崩リスク軽減の手引き」を読み進める。が、睡魔と戦う羽目に。せっかくOBが貴重な時間を割いてくださっているのに。申し訳ない気持ちになりながらも勝つことはできなかった。

お昼ご飯。ふるさと交流館にいらっしゃる予定だった方々が悪天による交通のマヒで来られないことに。その結果、その方々が召し上がるはず郷土料理を代わっていただけることに。おいしかった。ごちそうさまです。

この調子で書くのはしんどいので後は割愛。ビーコン訓練をしたり。一週間前の天気予報から積雪構造を推測したり、現地で積雪調査をしたり。「山岳ユーザーのための雪崩リスク軽減の手引き」を一通り読んで、それを実践するという内容でしたが非常にためになりました。今度はBruce Tremperの”Avalanche Essensials”(2013)と「山岳気象大全」を読んで勉強しようと思っています。パッ見ですがBruce Tremperの本によるとビーコン捜索の際、プローブを雪面に垂直に刺すそう。OBにもそう言われてましたが、最新だとこれがメジャーなんでしょうね。

P.S.写真はまたの機会に追加します。では。

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