20180811比良αルンゼ(水のない沢)

クライミング

今日は比良αルンゼへ行きました。水の無い沢、沢から水を無くしたようなちょっと変わったところです。しかもあまり行ったことのない表比良、どんなものでしょうか?


 

初っ端の林道、見事に崩壊していた。

入渓(渓なのか?)直前の堰堤。これまで登山中に見かけたものの中では最大級。隠れダムマニアの僕はちょっと興奮した。

堰堤のすぐ上は開けていて気持ち良い。このすぐ左から入ってきているルンゼが今回の対象、αルンゼ。

いよいよ入渓(渓?)。始まって早々切り立っていてわくわくする。若干濡れているところはあるが、水流は全くない。

上の写真でわかるように、今回の足回りはメンバーによってばらばら。内訳は登山靴2名、スニーカー1名、地下足袋+クライミングシューズ1名。さらに岩が濡れてぬめっている場合を想定して沢靴も持参した(結局おもり(、、、)以外の意味はなかった)。水がない沢など初めてで何がベストなのかわからなかったのだ。結局はアプローチシューズみたいなのが一番良さそうに感じた。

 

滝(?)が何度か出てくるが、脆いことを除けばどれも簡単に登っていける。

 

しばらくするとこんな崩壊地に着いた。大木がたくさん倒れているし壁も崩れている。その全景は写真に入りきらないほど。光景の壮絶さと太い木をいとも簡単に折ってしまう自然の力に戦慄を覚えた。山で身の危険以外の恐ろしさを感じるのはいつ以来だろう。

 

登りでは2箇所ロープを出した。このαルンゼは全体的に残置物が多く、ハンガーボルトも要所要所に打たれていた。ただしどれも古い。

今回は練習ということで、上の写真の滝(?)を登ったのち同下降した。途中何回かラペリングを交えたが、先の様子がわかっているので楽だ。


 

というわけで比良αルンゼ、初めての水のない沢はこんな感じでした。普通の沢みたいに水があったら、と思うことがなかったとは言えないのですが、これはこれで快適に登れて楽しめました。

 

2018年8月11日
・メンバー
CL青木ミシンⅣ、SL川口ヤマザキⅣ、井上ハクサイⅡ、小野尾ソフィーⅡ(記)
・天候
晴れ、午前中一時ガス、のち晴れ

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