GWは穂高で今シーズン最後のまともな雪山を楽しんだ。
計画では、岳沢ヒュッテで一度BCをおき、奥穂南稜、コブ尾根を楽しんだあと、
天狗沢をつめて槍まで縦走するというのである。
メンバー:根岸OB、田中Ⅲ、藤竿Ⅲ、荻原Ⅱ
行動概要
4月28日 深夜 京都を車で出発
4月29日 新穂に車をデポし、タクシーで上高地入山。
不眠のまま岳沢の小屋まで歩く。寒波のせいでかなり寒く、吹雪く。
4月30日 奥穂南稜に行くも、悪天でトリコニー2個目の岩峰手前で撤退。
天気は完全に春の吹雪といった感じ。GWでこんな天気になるとは思わなかった。
登りでザイル4ピッチを張り、下りは懸垂やらクライムダウンで7ピッチほど出す羽目に。
下降はホワイトアウトのためにかなり苦労し、この日は10時間行動。
トリコニーでのフィックス。この後天候悪化。
5月1日 天気がいいのでコブ尾根に行った。
トレースがまったくないなか、ザイルを出しながらナイフリッジや雪庇を攻略するのは
とても面白い。
合計でザイルは慎重に11ピッチ程出した。
おかげでかなり時間がかかり12時間半行動となる。もっと練習しないといけない。
ロープを張る藤竿
最後の登り
5月2日 奥穂南稜に再チャレンジするも、取り付きで2回生の体調不良ため断念。
奥明神沢で雪練しながら、登下降し、前穂を踏む。
5月3日 縦走開始
岳沢ヒュッテ~天狗沢~奥穂~穂高岳山荘~涸沢岳~途中のコルで幕営
核心のジャンダルムや馬の背はトレースがあり、容易だった。
馬の背リッジのフィックス。
奥穂ピーク付近より槍を見ながら縦走
5月4日 大キレットを越えて南岳までは行こうと出発するが、
北穂への稜線上はかなり氷化しており、2回生の歩行が怪しかったので縦走断念。
涸沢で氷河レスキューの練習をしたのち、
涸沢をトラバースし、穂高岳山荘に戻る。
ここから白出沢経由で下山。
渋滞に苦しみながらも深夜に帰京する。
記録:もも
GW山行 穂高パーティー

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