御在所中尾根

クライミング

日程:2014.08.31
山域:鈴鹿
天候:曇りのち晴れ
メンバー:森本(OB)、石田(Ⅱ)、笹瀬(Ⅱ)
ようやく念願かなって御在所中尾根をやることができました。もう4回連続雨で御在所は行けていませんでした。今回はP4からP1まですべて登り切って、達成感でいっぱいです。本当によかった。久々に一日中岩を登って、とっても幸せな気分になれました。六車君にはちょっと申し訳ないが…
P4を2ピッチ、P3を1ピッチ、森本リード。
Ⅴ級のルートだが、快適なチムニーとクラック。皆余裕で登る。P2取り付きへは懸垂で。次回来た時は笹瀬君にリードしてもらおう。
P2を2ピッチ、石田リード。
P2の出だしは崩壊していて、カムエイドで登った。クラックがめちゃ浅いうえにフレアしていて、いつカムが外れてもおかしくない状態。カムを2個決め、意を決してスリングに足をかけて登った。後続2人にはユマーリングしてもらったが、3人目でカムが外れた。ナッツとスモールカムを持ってくるべきだった。右にボルト連打された人工ルート(フリーだと5.11くらい)があるが、なんかピン間隔遠いしホールドも乏しいのでやめた。
P2後半はオニギリ直下のフェースが核心。ボルトが連打されているので超安心ではあるが、5.9くらいあってびびった。僕のセットがよくなくて、キャメロット0.75を残置してしまうことになってしまった。ハンマーとナッツキーを車に置いてきたのもいけなかった。
P1を1ピッチ、石田リード。
P1へは懸垂で取り付く。ロボさんがリードにやる気を見せていたが、僕が押し切りました(笑)
狭いチムニーが非常に怖かった。Ⅴ級+はなかなか恐ろしい。ボルトが2本あるものの錆びているし、ほぼオールNPでした。ハングドッグしながらも執念のエイドで登り切りました。狭いチムニーから外に出てクラックを利用するのがベター。あまり登られていないようで、草付きで濡れていました。超古い支点ばかりだった。みんなP2でおしまいにするのだろう。次また行くかと言われたら…微妙だ。カムの回収が難しかったようで、笹瀬君に苦労させてしまった。キャメロット5番がほしかった。
前尾根・一ノ壁は大賑わいでしたが、中尾根は我々パーティのみでした。
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中尾根全景
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ヤブの中を懸垂下降
写真 2
P4取り付きでザックを回収。行動食・水を摂取しまくる。眠そうなロボさん。
写真 3
展望が気持ちいい。締めくくりにふさわしかった。
写真 4
前尾根
<反省と感想>
カムのセットに慣れていない。クラックのサイズに対して大きめのカムを突っ込んで回収を難しくしてしまった。ナッツ・スモールカムを持ってくるべきだった。P2前半はトラバースがあってロープの流れが良くなかった。ピッチを切るところはもう少し下でよかった。マルチピッチ自体、ほぼ初めてなのでシステムの構築にいろいろ手間取った。セカンドとサードを同時に引き上げるのって難しい。チムニー登りに慣れていなくて時間がかかってしまった。P1では1時間くらいかかってリードした。P1上部から御在所岳頂上へ歩いていけそうだったが、面倒くさいので懸垂で取り付きへ戻りました。
石田記

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