三周ヶ岳~三国岳~上谷山縦走山行

積雪期登山
夜叉ヶ壁(夜叉ヶ丸~P1206間より)

今回のブログは山行のリーダーを務めたジャガがお送りします。 

山域:奥美濃(三周ヶ岳~三国岳~上谷山)

メンバー:ジャガⅢ、プーⅢ、ザキヤマⅡ、コメオⅠ、モリリンⅠ

日程:3月3日~3月5日

概念図

行動記録

3月3日 曇りのち晴れ

尾根取り付き 7:00 ~黒谷山 8:50 ~国境尾根 11:30 ~三周ヶ岳 13:30 ~テント設営完了 15:00

広野ダムの公衆トイレ横に駐車

黒谷山へ続く尾根。地形図の崖マークは文字通り、崖であった。

黒谷山のすぐ先の痩せ尾根。山行中一番の藪尾根であった。

上部は快適な雪原。順調に進んでいく。

県境尾根の様子。三周ヶ岳から夜叉ヶ池、夜叉ヶ丸を繋ぐ稜線が写っている。

三周ヶ岳までもう少し。空身でアタックを行う。

三周ヶ岳山頂にて。奥に見えるのが夜叉ヶ池と夜叉ヶ丸。

初日のテント泊地。三周ヶ岳の稜線から少し引き返して標高1170mのコル付近に設営した。

初日に夜叉ヶ池に続く稜線の分岐点を偵察したが、県境尾根の南に張り出した雪庇の先にあり、降り口が雪庇のどこにあるのか、分かりづらかった。

3月4日 快晴無風

テント泊地出発 5:40 ~夜叉ヶ池着 8:00 ~夜叉ヶ池発 8:20 ~三国岳 10:10 ~P1168着 13:00 ~P1168発 13:20 ~上谷山 13:45 ~P1168着 14:10 ~テント設営完了 15:00

県境尾根の南に張り出した雪庇から降りてすぐの雪稜。遠くに夜叉ヶ池が見える。

雪稜をトラバース中。

1230m小ピーク手前のコルより雪稜を振り返って

1230m小ピークを少し過ぎた場所から先の稜線。奥に見えるのが夜叉ヶ池と夜叉ヶ丸。画面中央に見えるのが夏道登山道にある大岩。

1230m小ピークを過ぎてすぐロープを出すも、大したことはなく、結局ロープは張らなかった。

大岩は南から容易に巻ける。岩の傍はツリーホールのように大きな空洞があり、注意しなければならない。

大岩を南から巻く。振り返って見た写真。

夏道登山道では大岩より標高の高いところに小岩があるが、今山行では雪に覆われ、僅かばかり表面を露出する程度であった。

夜叉ヶ池で休憩。ここからアイゼン、ピッケルを片付け、ワカン、ストックで行動する。

三国岳(夜叉ヶ丸~P1206間より)

夜叉ヶ壁(夜叉ヶ丸~P1206間より)

P1206に向かう県境尾根。特に難しくない。

三国岳山頂。ただただ広かった。

P1168への登りで望む上谷山。雪庇はそれほど発達していないようだ。

P1168。プーを待つ。

P1168。トレースが手倉尾根より続いていた。

上谷山への最後の急登。上谷山は偽ピークに隠れて見えていない。手倉尾根からのトレースは最初の方で消えていた。どうやら引き返したようだ。

上谷山。三本の尾根が派生していて分かりやすいランドマークだ。

二日目のテント泊地。トレースを辿って、P1069近くの二重稜線の小尾根に泊まる。

三国岳~P1168間は泊まろうと思えばどこでも泊まれると思う。特に、北方に支尾根を持つ1010m小ピークは絶好のテント泊地だろう。

P1168~上谷山間は風の影響か、雪面がクラストしていたが、ワカンでしっかりステップを作ることができた。

3月5日 晴れ無風

テント泊地発 6:00 ~広野浄水場 8:30

トレースを辿って手倉尾根を快調に飛ばす。朝の締まった雪なので、壺足で歩くことができた

広野浄水場。この下部に駐車場がある。

広野ダムに車を取りに行ったプーを待つ間、バイルを片手に草壁に取り付くザキヤマ。

最後の1時間くらいは雪が腐ってしまい、藪も相まって鬱陶しい道のりだった。

 

 

 

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