アドバンストスキー合宿

合宿

つづいて、こちらも遅くなりましたが、アドバンストスキー合宿の報告をします。

山岳部1回のモリリンです。

日程:2/16~2/25

メンバー:ロボ(OB)、おちょ(Ⅲ)、プー(Ⅲ)、じゃが(Ⅲ)、ヤマザキ(Ⅱ)、ミシン(Ⅱ)、コメオ(Ⅰ)、センパイ(Ⅰ)、井ノ上(Ⅰ)、モリリン(Ⅰ)

2/16 入山 快晴

杉ノ原スキー場から入山。涸沢右岸までトレースがついており、2時間半ほどでヒュッテに到着しました。大長山での激ラッセルの後だったので、ラッセルがない幸せを感じました。

天気が本当によくて、入山だけなのがもったいない。

ヒュッテ到着後、上回生だけで笹ヶ峰ダム向こうの崖の様子を偵察に行ってもらいました。

2/17 雪崩捜索シミュレーション 晴れのち雨

午後から雨が降りそうだったので、午前中に牧場小屋横で雪崩捜索シミュレーションをしました。これで雪崩捜索の流れはしっかり頭に入ったと思います。

2mの穴堀。4人の役割分担など意外と難しかった。

 

2/18 火打アタック (京大ヒュッテ~高谷池ヒュッテ) 晴れ

黒沢橋は雪に埋まっていてどこが橋かわからなかったです。十二曲はクトウで登ることができました。が、上部だけ傾斜が特に急でキックターンを転ばずにする自信がなかったので、ズッポで登りました。

十二曲上部。

黒沢岳上部はトラバース気味に行きましたが風が強かったです。コルの少し手前からシールを外して滑降。最後に少しだけ登り返しがありましたがシールをはずしたまま高谷池ヒュッテへ。お昼頃到着。少し早いが本日の行動終了。センパイの差し入れの壱万円をみんなで分けて早めに就寝しました。

高谷池ヒュッテ。外の階段が結構怖かった。

2/19 火打アタック(高谷池ヒュッテ~引き返し~京大ヒュッテ) 吹雪のち晴れ 高谷池~火打強風

夜中から朝方にかけて吹雪。視界がよくなるのを待って出発。それでも風はかなり強かったです。赤旗を立てながら火打の尾根の取り付きあたりまで行くが、風が強すぎて思うように進めなかったので撤退。温度差のためか、シールがうまくつかない人が何人もいました。これほどの風の中を歩くのは初めてで、いい経験になりました。また、今まで必要性をあまり感じていませんでしたが、目出帽の大切さがよくわかりました。おちょさん、ありがとうございます。

一歩踏み出すのも大変。

2/20 沈 雨のち雪

2/21 小黒姫アタック(京大ヒュッテ~テン場) 雪のち晴れ

笹ヶ峰ダムの橋の上は火打並みに風が強く、周りを見る余裕もなくただ斜め下だけを見て渡りきりました。標高が高くなくても、樹がないだけであれほど風が強くなるんだと思いました。

橋を渡った後の急斜面は十二曲と同じくらいか少し緩いくらいで、スキーで上れました。

急斜面を上りきったところからはコンパスで角度をきって林道と合流し、そこから氷沢橋まで林道沿いに行きました。

氷沢橋からも途中ショートカットを交えて林道沿いに行き、1430mあたりの広くなっているところにテントを張りました。

2/22 小黒姫アタック(テン場~小黒姫~京大ヒュッテ) 晴れ

テントを片付け、アタック装備以外の荷物をデポって小黒姫へ。1950mくらいからクトウをつけて登りました。南西よりの斜面はクラストしておりキックターンは少し怖かったですが順調に登り、2時間程でピークと思われるところに着きました。しばらく敗退続きだったので久しぶりの山頂、かなり嬉しかったです。

久々のエイオーをした後、シールをはずして下山。上部は傾斜が急で普通に滑る勇気がでませんでしたが、1800mくらいになると傾斜も緩くなってきて、樹の間を縫って滑るのが気持ちよかったです。

テン場で荷物を整理し、氷沢橋まではシールなしで、氷沢橋からはシールを付けて歩きました。日が差してきてかなり暑く、ヤッケを脱いでる人もいました。

行きとはうって変わって天気がよく、笹ヶ峰ダムの橋からの景色もきれいでしっかりと目に焼き付けてきました。

2/23 午後から雪洞制作 雨のち晴れ

午前中は雨っぽかったのでヒュッテで待機して、午後から牧場小屋横で雪洞を作りました。

年末年始のスキー合宿で作った雪洞の反省から入り口を掘り下げすぎず、80cmくらいで奥に掘り進めたため、逆に天井が薄くなってしまいました。雪面の斜度にもよるが、1~1.5mくらいは掘り下げた方がよいと思いました。また、3人以上いるときは入り口を2つにした方が早く掘ることができました。

 

2/24 笹ヶ峰アタック、ビバーク訓練 小雪のち晴れ

スキー合宿のリベンジで、1回生主導で笹ヶ峰に行きました。話し合いが下手くそなどの課題はまだまだありますが、取り敢えず予定通りのルートでピークに立てたのでよかったです。帰りの滑りも楽しかったです。楽しすぎて、ほとんどルーファイをせず好きなように滑ってしまったのは反省。

ヒュッテでしばらく休んだ後、17時ごろからヒュッテ前でビバーク訓練をしました。下に穴を掘ってツェルトをかぶせた雪洞の中で、19時までの約2時間耐えました。結構寒かったです。穴を大きく掘りすぎてしまったため、スキー板がギリギリささらず、ツェルトが中に垂れてきてしまっていました。雪が降った場合、これだと普通に押し潰されてしまいそうだったので、強度的にも寒さ対策にも、実際にビバークするとてきはもっと小さく掘るべきだと思いました。

 

2/25 下山 小雪のち晴れ

 

コメント

  1. Gz より:

    御巣鷹山頂上付近から笹ヶ峰牧場を撮った写真をくださいな。ヒュッテ紹介に使えそう。