山行日
2017年4月23日
(三田原4月21日)
参加者
六車(CL、Ⅳ)、青木(Ⅲ)
計2名
山域・山名
頸城、火打山
目的
春山スキーを楽しむ。
行動記録
三田原アタック
4/21 晴れのち曇り
ヒュッテ06:45~09:30三田原山09:45~10:25ヒュッテ
0時過ぎにヒュッテ着。残雪たっぷりで道からの雪の乗越に苦労する。4時間ほどの仮眠後、出発。
標高1800m以上のところで1cmほどの新雪が硬い雪の上に乗っていた。標高2200mを過ぎたあたりからクトーを付けて登る。滑りは1750mまで柄沢を滑り、そこから左岸に乗り、1500mで右岸に渡った。下りの雪はグズグズのストップ雪で転けまくった。まだまだ鍛錬が必要です。
三田原稜線
以下GPSログ。赤登り、青下り。
火打アタック惣兵ェ落谷滑走
4/23 曇り(天狗の庭強風)後快晴
ヒュッテ04:45~05:45黒沢橋~07:00黒沢湿原~07:35茶臼山コル〜08:30ビバーク地09:00~10:15火打山10:40~10:45影火打のコル~11:00惣兵ェ落谷ドロップイン~11:10鍋倉谷出合~11:50林道出合~12:20黒沢の橋駐車場所
出発時、少し雪が舞っている。気温-2.0℃。黒沢はカチカチでクトーがないと厳しい。滝は全部埋まっていた。茶臼山のコルに出ると風が強くなり、寒い。高谷池ヒュッテ周辺で強風・視界不良のため30分ほどビバーク。30分後嘘のように快晴・無風となった。気持ちがよい。火打のトラーバースはクトーで行く。まだ雪は固く、結構怖い。火打の最後の登りを登っているうちにようやく雪が緩みだした。火打山に着くと3人パーティが既にいた。天気が良くなることを見越して強風・ガスの中登ってきたようだ。僕らがピークに立った後、ぞろぞろとスキーヤー、登山者がやってくる。みんな天気待ちしていたんだろう。20分ほど休憩して滑走開始。影火打のコルまではカチカチなので横滑りで下る。青木が転けてた。コルからは日射で雪が緩んでおり、快適なザラメ。叫びたくなるような気持ちのよい斜面。一瞬で惣兵ェ落谷にドロップイン。嘉平治岳の雪庇はまだ残っていたが、気温も低いし大丈夫と判断してなるべく左岸側を行くようにして通過する。その後、やはり右岸側の壁の雪が落ちておりデブリ多数。ただ、雪が滑りやすいこともあり問題なく通過。鍋倉谷の台地の乗り上がりはツボ足で難なく出来た。その後はなるべく左へ行くことを気をつけながら緩い雪面を進む。林道出合から駐車場所まで六車はシール無しで行けたが、青木はシールを履いて行った。
ヒュッテを出発。小雪が舞い、寒い。
黒沢湿原へ出る。
ビバーク後は天気が抜群に良くなった。
火打のトラバース。
火打山頂
惣兵ェ落谷。滑りは最高でした。
反省・感想
全体的に満足の行く山行であった。青木もこの時期のクラストした斜面を経験でき良かったのではないだろうか。滑走も楽しかった。やはり足並みが揃っているパーティは早いです。また行きたい対象ですね。以下少し気になったところ。
・火打のトラバース
クトーを付けて行ったが僕自身の感想としては結構ギリギリであった。(青木は全く怖くなかったらしいが)安全面でもスピード面でもアイゼンを履いたほうが良かった。今回のパーティはスキー歩行はある程度慣れているパーティだったので問題なかったが、やはり少しでも不慣れな人がいるとこの時期のスキー山行にはアイゼンピッケルは必携であろう。
・高谷池ヒュッテ周辺でビバーク判断
これは良い判断だった。30分待ったら本当に天気が良くなった。この判断も青木と相談して決めたことだが、全体的に青木がよく考えながら行動しており、そして意見を進んで出してくれるようになったことはありがたかった。
記録
写真
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