御在所中尾根

クライミング

暑中お見舞い申し上げます。7月21日に御在所中尾根でクライミングをしました。延期に次ぐ延期で二か月近く行けていませんでした。テスト週間ではありましたが晴天の日を逃すまいと思って行きました。「すべてはタイミング」。

メンバー:ハンケツⅡ(記)、DTⅡ、BidenⅠ

アプローチが核心なのか。早速?またもやアプローチで時間をロスする。このチョックストーン(写真上)が俺たちを惑わした。写真だと分かりにくいが、なかなか越えにくそうなチョックストーンが行く手を阻む。間違えて一度引き返してしまった。

なんとか取付きに着くも、先行パーティーが手間取っていて半時間ほど待つことに。DTがリードを申し出るが待ち時間の間の緊張でメンタルがおかしい。

↑自分を鼓舞するDT

↑P4は出だしのここがおそらく核心。安心に見えるチムニーに飲み込まれたらもう最後、身動きが取れなくなってしまった。DTは残置にアブミをかけて突破。

↑P4の2ピッチ目、いかついムーブで越えるBiden。

先行パーティーがいたのでピッチを切ったが、P4は1ピッチで越えたほうがよさそうだ。

↑P3はハンケツがリード。余裕そうだが高度感でハイになっているだけ。

クラックの宝庫なので大量に持って行ったカムを惜しみなく使い安心して登る。登攀的にも難しくはなく残置もないのでNPの練習に最適だった。

この後ツルムのコルへ懸垂下降する。P2にはまだ先行パーティーがいるのでしばらく休む。リードじゃんけんをしようとしたらDTが「とりあえずね」とかいいながらリードを志願。ハンケツは喜んで譲る。が、待ち時間のDTはやはり情緒がおかしい。頭を抱えて独り言をぶつぶつ言ったり急に笑い出したりする。「先輩たちも越えた壁だから」と覚悟が決まったDTは覚醒した。

↑出だしはアブミ。なかなかバランスとるのに苦労する。

というわけでP2下部はDTがリード。核心は2ピン目と3ピン目の間だろう。ホールド、スタンスともに豊富だがカチ気味なので緊張感がある。覚悟ガンギマリのDTは全ての恐怖が消え躊躇なくカチに体重を乗せていく。この後はクラックが綺麗に左上に伸びていて楽しい。DTは一撃した。

↑完全にキマってニッコニッコのDT。ハンケツはフォローで登ったが、めちゃ怖かった。

P2上部は順番的にハンケツリード。ルート取りにバリエーションがあって特段難しいわけではないが、ボルトの間隔とかが絶妙にいやらしく感じた。終了点間際でクラックとトラバースのルートが選べる。クラックはちょうどいいハンドサイズで登ったら楽しそうだが、これまた怖かったのでトラバースした。

下降はP2の頭から2ルンゼ方向に1ピッチ。その後ツルムのコルへ1ピッチ。ツルムのコルから一ルンゼをもう1ピッチ下降してバットレス基部に至る。

↑沢メンことBiden。この後水に全身浸かっていて絶句した。

藤内沢に着くとみんな無言で水をがぶ飲みする。この日は暑すぎた。沢に行きたい。冷えた桃が食べたいなあ。

帰りは台湾料理を食べました。いい一日でした。

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