2024_11_滝洞谷

沢登り

3回の佐藤です。今年の沢納めとして、11月30日に鈴鹿の滝洞谷に行ってきました。

滝洞谷は『日本の登山家が愛したルート 50』(面白いのでおすすめ!)にも掲載されている有名ルートでもあります。その内実は「沢登りというよりはケービング」、とルート集に言わしめるほど独特な沢なのです。

メンバー:佐藤トウカⅢ、池見JamesⅡ、小田DTⅡ、加納ハンケツⅡ、梅田BidenⅠ、能勢ラクガイⅠ

時間記録

07:00 駐車場

07:45 5m涸滝

10:15 井戸底ゴルジュ下部

11:30 井戸底ゴルジュ上部

14:15 迷路ゴルジュ

17:00 Co.938

18:30 駐車場

行動内容

7時に駐車場を出発しました。11月の終わりにもなると、流石に寒さが体に堪え、震えながら準備をしました。

堰堤

駐車場からすぐの堰堤を越えるとCS3m滝が現れます。

フリーでも越えられそうですが、朝一なので念の為ロープを出し、腰がらみでビレイしました。

CS3m滝 右岸巻きの記録が多いが問題なく登れる。

このように沢登りなのですが、水流が無く、水たまりが所々あるという感じがずっと続きます。

続く5m涸滝はホールドもなくツルツルなので、左上するクラックにハーケンを打ち、アブミを掛け替えながら登ります。

5m涸滝のトラバース ハンケツリード

待ち時間にスリングで弓矢を作るBiden。これ以降弓矢を背負って遡行していた…。

しばらく歩くと、井戸底ゴルジュが現れます。ここでは下部と上部の2ピッチに分けてロープを出しました。

井戸底ゴルジュ下部 Jamesリード 

井戸底ゴルジュ上部は去年登れなかった自分がリベンジでリードしました。

写真の約1.5m上部が核心で支点取りが困難でしたが、無事ノーテンで通過できました。

井戸底ゴルジュ上部 トウカリード

直後の迷路ゴルジュ、岩が非常にツルツルで難しいです。

迷路ゴルジュ DTの高速リード

スカイフックにぶら下がるラクガイ 快適そうだ

終了点の直後に大きな水たまりがあり、濡れを回避するために高巻きを選択しました。

高巻きの懸垂 足場が悪いので要注意

巻きを終えたところで、ゴルジュは終わったので遡行終了としました。右岸のガレた斜面を急登したところで日が暮れてしまいます。

哀愁漂う空と琵琶湖

ヘッデンを装着し下山しました。登山道が廃道となっており不明瞭 だったので、明るいうちに降りたかったです。

感想

やはり滝洞谷は楽しかったです。実は去年も同じ時期に行っていて(https://kualpine.club/5057/)、自分自身の成長を感じられたような気がします。

今年は比良や鈴鹿を中心に沢を多くやりましたが、やればやるほどに面白さを実感し、行きたい沢が広がっていきました。今年計画して行けなかった沢もあるので、来年が楽しみですね!

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