御在所 2ルンゼ

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日程・行動概要:2024年2月23日 6:30ロープウェイ湯の山温泉駅〜9:20 2ルンゼ出合〜16:00ロープウェイ湯の山温泉駅

メンバー・学年:K岡Ⅲ(記)、トーカⅡ、判決Ⅰ

 23日、3時に京都発、湯の山温泉に駐車。前回の3ルンゼで忘れたスクリューも忘れず持ってきたが、果たして使えるだけの氷があるのか甚だ怪しいところだ。案の定、藤内小屋から見る藤内壁には雪も氷もない。先日の昇温と雨で御在所のアイスシーズンは完全な終わりを迎えたらしい。

 2月1日には藤内沢を埋めていた雪も皆無。藤内滝を右岸から巻くが、雪がないと巻道の下部がいささか悪く、念の為ロープを出す。雪のない沢をつめて2ルンゼに入り、すぐにマイナス滝に出会う。氷瀑はなく、岩の表面が雨水に濡れてわずかに凍り雪も薄く付着する。中々手強そうだがK岡リードで左からとりつく。

 出だしから悪い。小さな岩棚に立ったところで行き詰まる。岩は濡れて所により極薄のベルグラとなり、厚みのない草付きも雨と昇温のせいか凍らずにグズグズでアックスが決まらない。散々上昇を試みるが突破できず、一度クライムダウンしようとするもこれも困難。ため息をついて再び上を目指す。左の砂混じりの岩にアックスを決めてスリングをかけ、抜けるなと祈りながら立ちこむ。無事突破して立木にランナーをとり一息つく。残りは大丈夫だろうと思ったのは希望的観測で、ここからが核心だった。凹角沿いをズリズリ上がっていくがホールドもスタンスも乏しく、岩と草付きのコンデイションも相変わらず悪い。不慣れなトルキングなど使いながら何とか上がっていくが、悪すぎて一度テンションが入る。本当に悪かった。そして自分はあまりに弱かった。

↑マイナス滝。悪かった。

 コンテで少し歩いてから奥又の滝に取り掛かる。正面はつららが申し訳程度に垂れ下がっているだけなので無視して、さっさと右の緩い所を登る。ペツルボルトでビレイしていると風が通って寒い。この先はノーザイルで登るが、ベルグラが多くてやや注意がいる。最後は雨でザクザクになった雪を急登して登山道にトップアウト。ガチャを片付けてすぐに下山開始するが、雨が薄氷になった下山路はかったるい。最後まで楽はさせてもらえないなあと思いつつ湯の山温泉に下りた。

↑2ルンゼ上部。ベルグラを登る。

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