乗鞍スキー山行

山スキー

記:文一郎

1月8日、9日に乗鞍でスキー山行を行った。

 

行動概要

 

1月8日

5:00 起床

7:00 休暇村出発

9:15  ゲレンデトップ

12:05 幕営地(位ヶ原下部樹林内)

12:30 幕営地出発

14:30 摩利支天直下

14:55 滑走開始

15:15 幕営地20:00 就寝

 

1月9日

4:30 起床

6:20 幕営地出発

8:15 小屋

8:55 小屋出発

9:40 幕営地

11:20 休暇村

23:00 就寝

 

メンバー:

CL 赤沼ヒモ、SL 小林、白菜さん、MK、⻲爺、スナメリ、文一郎

 

 今回の山行は一回生の初めての山スキーということもあり、余裕を持って一泊二日の日程。乗鞍高原の休暇村を出発し、スキー場内のツアーコースを抜け、摩利支天岳直下からのスキー滑走を目指した。私(文一)は先輩方に無理を言ってスプリットボードで参加させてもらった。

 

1月8日 快晴

 

 前日のうちにMt.乗鞍スキー場の休暇村エリアまで移動。ヒモさん、MKさん、私と小林さん、白菜さん、亀爺、スナメリの2パーティーに分かれて向かった。準備段階でスキー板やシールが足りなかったり、メンバーがビーコンを忘れてしまったりと紆余曲折あったが、なんとかことなきを得た。道中、夜ご飯を食べに寄った店で山賊焼きラーメンなるものを食べたがなんとも言えないビミョーな味だった。何でもかんでも合わせればいいというものではない。眠い目を擦り、油っぽい後味を感じながらなんとか到着。その後は絨毯、ソファー完備の更衣室で快適に就寝。

快適な更衣室

 朝は時出発予定ではあったが準備が遅れてしまい、1時間遅れでの出発。シールの破損など問題もあったが無事幕営予定地に到着した。予定ではこの日は行動終了の予定だったが、あまりに天気がいいので自己申告で明日の偵察がてら上の方を見に行く班と、幕営地でイグルーを作る班に分かれることにする。偵察隊は私、ヒモさん、亀爺の3名。「行けるところまで行こう」と引き返し時間を決めて登ったが、なんだかんだ摩利支天山頂直下まで行けてしまった。雲一つない快晴だったため、穂高連峰や中央アルプスに加え、南アルプスや八ヶ岳までもハッキリと見えた。雪質も最高。気持ちのいい滑走の時間は一瞬で気づいたら幕営地に着いていた。

スキー場上部

 幕営地に到着すると天井は無いがとても立派なイグルーが出来ていた。7人で食事が取れるようにという偵察隊の他人事な希望を聞いて大きなものを作ってくれたらしい。ありがたい。最後は6人用テントの外張り(テントの冬用フライシート)で上部を覆って完成した。見た目はモンゴルのゲルのようでとても立派。その後、イグルー内で食事をとった。今回のシェフはスナメリ。切り干し大根やサラミなどが入った独特な麻婆豆腐ではあったが美味しかった。小林さん、MKさん、スナメリはイグルー、その他は4、5人用テントで就寝。

 

1月9日 吹雪->晴れ

 

 前日に偵察したため、できるだけ早く出ようと出発時刻を5:30としたが、天気予報では曇りだったのにも関わらず、朝起きると新雪が5cm~10cmほど積もっており、風も強そうだった。大人しく明るくなるまで待って出発。位が原以降は風雪で視界100m 弱。全く道が分からず、 雪渓避難小屋の位置も分からない始末だった。一度道を間違えるも、雪渓避難小屋まで到達してから引き返すことにする。登っている途中は突き刺すような寒さに耐えながら、早く帰りたい気持ちでいっぱいだった。しかし、滑走を始めると気分は一変。先ほどまで私たちを苦しめてきた雪はとても快適に滑らせてくれた。これだからスキー・スノーボードはやめられない。幕営地までもどり、テントを片付けていると次第に晴れてきた。なんだか悔しい。登り返すわけにもいかないのでツアーコースを通り、ゲレンデ上部まで滑走。ゲレンデについた後は各自自由に滑走し、駐車場合流とする。が、なぜか車を停めてある駐車場にたどり着いたのはヒモさん、MKさん、スナメリの3名のみ。私を含め、他のメンバーは圧雪バーンの気持ちよさに身を任せ、ゲレンデ下部の真反対の駐車場まで降りてしまった。案の定、車の鍵は私を含め、道を間違えた人達が持っていたため、車のところへ30分ほど歩くこととなってしまった。

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