山岳部3回生の佐藤です。5月18日に白滝谷に行ってまいりました。以下行動記録です。
メンバー
Ⅲ 佐藤トウカ
Ⅰ? 能勢
ルート
坊村→牛コバ(入渓)→白滝→夫婦滝(遡行終了)→木戸峠→志賀駅
時間記録
5/18
09:00 坊村
10:00 牛コバ
13:00 夫婦滝
14:30 下山開始
16:00 木戸峠
17:45 志賀駅
行動内容
7時集合で出町柳からバスで坊村を目指します。土曜日は天気が良く、登山日和であったので、バス停は登山者で長蛇の列ができていました。
坊村から明王谷沿いの林道を歩き、牛コバから入渓しました。
小さな滝の連続を軽快に越えていきます。
8m白滝ではロープを出しました。直登は避け、水線の左側を佐藤リードで登りました。それ以降は夫婦滝までロープを出さずに登れます。下山は木戸峠を経由して一部閉鎖された登山道を通りましたが、橋などがひどく崩壊しているのでここは通らない方がよいでしょう。
さて、今回僕は難しいと聞く、夫婦滝を触ってみたく思い、白滝谷にやってきたのでした。
滝初心者がいきなりリードで登るのは自殺行為なので、夫婦滝は上でロープをfixし、ユマーリングで登ることにしました。懸垂して下部に降りて左岸側から登り始めました。
水線に入ると上から押し潰されているようで、全く進むことができないので、ロープを掴んでトラバースして真ん中の岩場に乗り移ります。ここではハーケンが決まりそう。続いて2条の右側に入るために再びトラバースしました。ガバがあるので、乗り移ることは可能です。この後が核心だと感じました。手の届く場所にカチはあるものの、適当なスタンスが無く、沢靴では体を上げられませんでした。今後行く場合はクライミングシューズで、フック系のエイドを使えば登ることができそうです。また、足元の水流沿いにC4#1以下のクラックがあるので支点は取れると思いました。核心を越え、ステミングでずりずり登り、左岸側のクラックに移りました。それからは、もがいているうちに登れました。ステミング中に支点を取るのが非常に難しいかもしれないです。
今までの経験と、先輩に楊梅の滝に連れて行ってもらってから、滝に目覚めつつある僕ですが、まだまだ技術やクライミング力・エイド力が足りないと強く実感しました。
今期は沢とクライミングをやりつつ、短期目標として御在所の百間滝あたりをリードで登ってみたいと思ってます。
まとめ
白滝谷は登山道が隣接していて、安心感があり、沢入門としてピッタリだと思いました。もっとも、沢好きの人にはボリュームや登攀要素が少なく、物足りないと感じるかもしれませんが…。
そんな人は、白滝谷の最後に待ち構える、夫婦滝を登ってみてはいかがでしょうか?
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