剱合宿2022

合宿

日程:8月21日〜23日

メンバー:CL: MK(Ⅲ)、SL: ヒモ(Ⅳ)、亀爺(Ⅱ)、文一(Ⅱ)、スナメリ(Ⅱ)、斉藤(Ⅰ)、佐藤(Ⅰ)

 

8/21 入山

アルペンルートで室堂へ。空はどんよりと曇り、稜線は霧に覆われて見えない。それでも夏休み中の日曜日ということで、ターミナル周辺は人で溢れている。
雷鳥沢へ向けて歩き始めると、通りかかる登山客に二度見される。我々がマカルーを膨らませるのは、自分たちが贅沢をするためではない。先に入山している二回生に腹一杯の食事を届けるため、重さを顧みずに4人で背負うことにしたのだ。

雷鳥沢にて。献身的な1回生と先輩

恒例の雷鳥沢レースを終えて剱御前小屋に着くと、ヒモさんからみかんゼリー1kgの差し入れがあった。糖分をたっぷり摂取して気分が良くなったところでザックを背負い直すも、やはり重い。
すき焼きのタレが膝に負荷をかけている気がする。すき焼きは二回生が来る前に食べ切ろう!
剱沢に到着しテント設営を終えたら、はまぐり雪まで戻って雪練。一回生はまだ慣れない様子。

初めての雪上アイゼン歩行

テン場ですき焼きの準備をする間に剱沢の雪渓の偵察をして、戻ってきたが二回生がまだ到着しないので、先に食べ始める。
二回生の合流が遅くなってしまったが、翌日は午後に雷雨の可能性がありそうなので、出発を1時間早めることにした。

 

8/22 源次郎尾根
   パーティ1: Ⅰ峰[8:10]〜本峰[10:05]〜剱沢[12:45]
   パーティ2: Ⅰ峰[9:20]〜本峰[11:50]〜剱沢[15:40]

2:00起床、3:00出発で源次郎取り付きには日の出前に着いた。
踏み跡を辿って少し進むと最初の急な岩場が現れたので、ロープを出した。

岩はところどころ濡れていた

ロープを出したのは2箇所だけだったが、ツリークライムのあとⅠ峰まではいくつか難しい所があって、二回生にお助け紐を垂らしてもらった。

Ⅰ峰はまだまだ先

それにしても、良い天気!
青空に映える八ツ峰を眺めながら、今年は源次郎に来れて良かったなぁと、早くも満足する。

Ⅱ峰から本峰を望む

ただ、晴れていると日差しが強く、汗だくになる。
やっぱり曇りくらいの天気がいいなぁと、ぼやいていたら、次第に黒部方面から雲が湧いてきた。

Ⅱ峰からの懸垂下降。カッコよく映ってる。

後発パーティがⅡ峰に着くと、本峰にいる先発パーティが見えた。
剱岳がだんだんと雲に包まれてゆき、本峰に着く頃には完全に霧の中。私が見た山頂は去年と同じ景色だった。

下りの別山尾根もアップダウンがあってなかなか長い。雨が降り出す前に急いで降りたいのだが、スピードが出ない。

カニのヨコバイ

テン場に着いて、コーヒーを飲んでまったりしていると、剱が現れた。

見えた〜

翌日から天気が悪そうなので、下山を決める。夕飯は、余った食材で作ったカレーやシチュー。
ペミカンが美味しいことに一回生が驚いている。ペミカンは絶対美味しいって言ったでしょ。

 

8/23 下山

テントで朝食をとっていると雨の音が聞こえる。重たい身体を奮い立たせ、やっとの思いでフライの裾をくぐり抜けたら、斉藤くんが着々と出発の準備を進めていた。さすが。

室堂に降りる二回生とヒモさんに撤収を任せ、一回生と私は大日連山の縦走を開始した。

記録:佐藤MK

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