御在所合宿

クライミング

日程・行動概要:202272日 前尾根、17日 中尾根

メンバー:Ⅰ~Ⅲ回生7名

7月2日

車中泊とテント泊に分かれて前夜泊した。4時起床、4時30分駐車場出発。藤内小屋でテントを立て、泊装備をデポして前尾根とりつきへ。一番乗りかと思ったが、京都府立大学の2人パーティーが先にいた。文一パーティー(文一、MKさん、佐藤)が先発し、K岡パーティー(K岡、スナメリ、斎藤、吉川)が後発。つかずはなれずして登っていく。P7~P2を登り、藤内小屋に降りる。翌日は雨が降っていたため、下山した。

前尾根P2(ヤグラ)を登る

 

7月17日

 2回生のみで中尾根を登る。6:20駐車場着、陽がさし雨でぬれた路面が光っていた。岩が乾くのを願いつつ、のんびり出発。藤内小屋に着くと雨が降ってきたので雨宿りする。岩が濡れること必至だと思うと気が重い。10分ほどで雨が止んだ。岩が登れるコンディションか分からないが、とりあえずとりつきまで行くことにした。沢沿いに歩いて一ノ壁の基部まで行くと、岩はじっとりと濡れていた。陽がさしても乾くのに2時間くらいはかかりそうだ。帰るのも惜しいので少し待ってみることにした。バットレスのボルトが連打してある場所でエイドの練習などして遊んでいると、陽がさして中尾根を照らし始めた。何となく行けそうな気がしてくる。一ノ壁の下で2時間ほど過ごした後、中尾根とりつきへと向かう。アプローチの険路をたどって10:20 P4とりつき着。フェイスの表面は乾いているが、クラック内は完全に湿っている。迷った末、何とか行けるだろうということでロープを出す。

 P4、1ピッチ目。スナメリリードで行くが、中間部を突破できず、ロワーダウンに終わる。スナメリはかなり不調だったようだ。文一リードで仕切りなおす。よどみないリードで登り切る。スナメリ、K岡の順にフォローする。

 P4、2ピッチ目。文一リード。難しいピッチではない。P4から歩いてP3とりつきへ。

 P3 K岡リード。P4に比べて少し易しいが、動きが硬くて時間がかかった。フォローの二人を迎えてからツルムのコルへと懸垂下降した。まだ時間があるので、文一とK岡でP2にのぞむ。気の毒だが、不調のスナメリはコルで待機してもらった。

 P2、1ピッチ目。文一リード。とりつきが崩壊しているため、1ピン目にスリングをかけてエイドでハングを越えてからフェイスを直上する。終盤はややランナウトするので注意が必要だった。結構ハードだったが、文一は一撃した。K岡がフォローし終えると、既に15:30近い。P1はあきらめ、次を最終ピッチとする。

 P2、2ピッチ目。K岡リード。1ピッチ目に続き、こちらもやや難しい。終了点はいくつかあり、ルートもいくつかとれそうだった。登っている最中に雨が降ってきたので、文一がフォローし終えてからすぐに下降開始。ツルムのコルまで懸垂し、コルからさらに1ピッチ懸垂下降して1ルンゼ右俣を下る。その先は歩いて下山。ヒグラシの声に包まれた森を抜けて駐車場に着いた頃には陽が暮れかけていた。

中尾根P4、2ピッチ目

 

中尾根P3

 

中尾根P2、1ピッチ目

 

中尾根P2、2ピッチ目

記:K岡

 

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